第61回 日焼けについて

みなさんこんにちは🌻

日差しが強い季節になりましたね!

 

夏といえば日焼けが気になる方も多いと思います。

そこで今回は日焼けについてと、日焼け止めの効果的な使い方についてお話していきます♪

 

 

日焼けは肌が赤くなったり、茶色くなったりする表面的な変化だけではなく、肌に大きなダメージを与えます。

 

地表に降り注ぐ紫外線にはUVA波とUVB波がありますが、波長の短いUVB波のほうが障害性が高い反面、波長の長いUVA波の方が皮膚に深く入り込む性質を持っています。

 

海水浴などで真っ赤に日焼け(サンバーン)した場合、UVB波の影響が7~8割、UVA波の影響が2~3割と言われています。

しわ、シミ、皮膚がんなどの慢性皮膚障害では圧倒的にUVB波の影響が強いですか、UVA波も皮膚の深く、真皮にまで到達するという点で、どちらも無視できません。

 

 

 

紫外線を浴びることは必ずしも悪いことばかりではありませんが悪い面の方が多いのが事実です。

<良い面>

・ビタミンD合成

・光線治療(乾癬、アトピー性皮膚炎など)

 

<悪い面>

・急性傷害→サンバーン、サンタン

・免疫抑制

・慢性傷害→光老化(シミ、しわ)

・光発癌

 

日焼け止めを上手に活用して紫外線をブロックしていきましょう♪

 

 

そして日焼け止めの容器には<SPF><PA>と表記されていますよね。これは日焼け止めの紫外線防止効果を示しています。

 

 

SPFはUVB 波対策に効果的です。短時間で肌に赤みや炎症を起こさせ、黒化につながりやすくなるUVBを防ぐ効果指数のことであり、1~50までの数値は何も塗らない場合に比べ、炎症をどれくらい長い時間防止できるかを表しています。

 

そしてPAはUVA波対策に効果的です。一時的な黒化を引き起こし長時間かけて肌の弾力を失わせるUVA波を防ぐ効果を表す目安となっており、4段階の+マークで表示され、+が増えるにつれUVAに対する防御効果が高いことを表しています。

 

一般的に紫外線を浴びてから20分程度で日焼けすると言われており、SPF1=20分間の日焼け止め効果があります。

なのでSPF50の商品では50×20分で1000分(16.6時間)の日焼け止め効果があるということになります。

 

しかし!!!

 

いくらSPFやPAが高い商品でも2~3時間おきに塗り直したほうが効果的なため、朝塗ったから大丈夫♪という考えでは紫外線対策においては危険であり、不十分と言えます。

 

 

ここでもう1つ重要なポイントが日焼け止めの使い分けです。

SPFやPAが高ければ高いほど良いような気がしますが、効果の高いものはその分肌に残りやすいものも多く、肌荒れの原因にもなりやすいため以下を参考に使用してみて下さい♪

 

 

・SPF20=近所に買い物など普段使い

・SPF30=軽いレジャーや屋外スポーツ

・SPF50=1日かけて行うレジャーやマリンスポーツ

・PA=普段使いでは「++」「+++」で十分

数字の大きいものはここぞという時に使用し、普段はこまめな塗り直しを心がけ今年は完璧な紫外線対策を一緒に頑張っていきましょう♪

 

日傘やUV商品も使用しながら熱中症対策もしていきましょうね♪

 

 

 

それでは次回もお楽しみにして下さい🌻

 

 

参考ページ

https://www.dermatol.or.jp/qa/qa2/q03.html

https://www.shiseido.co.jp/anessa/shigaisen/spf_pa/