第81回 歯の健康を守ることが、全身の健康を守ることにつながる?

皆さん、こんにちは!

いかがお過ごしでしょうか?🌸

 

 

今回は糖尿病と歯科との関係についておはなしします😬

 

 

実は、糖尿病と歯は深く関係しているといわれています!

 

なんで関係あるの?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか🤔

 

 

特に糖尿病と関係があるのは、「歯周病」です🦷

 

歯周病は、歯垢(プラーク)の細菌が原因で引き起こされる、主に歯肉の炎症です。

 

 

 

この炎症の際に生じる物質が血中に流れ、血糖値を下げるホルモンであるインスリンを効きにくくしてしまいます。(インスリン抵抗性といいます)

 

インスリンが効きにくくなると血糖値が上昇しますし、また炎症によるストレスによっても血糖値が上昇してしまいます。

 

 

糖尿病を患っており血糖値が高い状態だと、炎症を引き起こす細菌が活発になり、歯周病の悪化につながります。

 

反対に、歯周病の治療を行えば血糖値が改善するとの報告も多くあります✨

 

 

普段のブラッシングで口腔内を清潔に保つことはとても重要です😎

歯と歯の間や、歯と歯肉の間、奥歯などは特に意識してブラッシングを行いたい箇所です!

 

歯ブラシを細かく動かして、あまり力をかけすぎないように磨くといいそうです😊

フロスを活用してもいいですね♪

 

また、定期的に歯医者さんに通って自分では行き届かない部分も綺麗にしてもらいましょうね🦷

 

 

糖尿病を患っていると、歯だけではなく様々な影響・合併症を引き起こします。

お時間のある方はこちらの記事もぜひチェックしてくださいね👨🏻‍⚕️

 

 

参考:歯周病と糖尿病の深い関係 | 糖尿病情報センター日本臨床歯周病学会 | 歯周病とは?

Ya-fei Chen et al, Baseline HbA1c Level Influences the Effect of Periodontal Therapy on Glycemic Control in People with Type 2 Diabetes and Periodontitis: A Systematic Review on Randomized Controlled Trails, Diabetes Therapy, Volume 12, pages 1249–1278, (2021)