第18回 ~アイスの豆知識~

6月になり、だいぶ暑くなってきました。

休日にアイスを買って食べていた時に、私が食べていたアイスは「アイスミルク」と書いてあって、家族が食べていたアイスは「ラクトアイス」と書いてあることに気づきました。アイスは何種類か名前があることは覚えていましたがそれ以上の知識があやふやだったので詳しく勉強しなおしてみました。

栄養成分やカロリーが結構違うので、これからアイスを選ぶときに役立つかもしれません!

【牛乳の成分について】

まずはアイスの主な成分となる、牛乳の成分について整理してみました。

大きく水分と固形分(=乳固形分)に分けることができ、更に乳固形分は脂肪のかたまり(=乳脂肪分)とそれ以外(=無脂乳固形分)に分けることができます。乳固形分の含有量で、牛乳や牛乳を使用する製品の味や舌触りが変わってきます。

アイスはこの乳固形分や乳固形分のうちの乳脂肪分の配合割合で名称が変わってきます。

【アイスの種類】

分かりやすいように表にしてみました。

乳固形分が増えるほど、また、乳脂肪分が増えるほどよりコクやミルク感、濃厚さを味わうことができます。シャーベットなどのさっぱりした乳固形分をほとんど含まないアイスは「氷菓」に分類されます。「アイスミルク」「ラクトアイス」は乳脂肪分が少ない分、植物性脂質が含まれている場合があります。

「アイスクリーム」は一般的に値段が高く、高級アイスをイメージするものはこれに含まれる場合が多いです。また、「ラクトアイス」は値段も安く、質より量!お手軽に食べたい!というときに向いています。また、濃厚なアイスよりさっぱりしたアイスを好む人は「ラクトアイス」が食べやすいかもしれません。同じメーカーのアイスでも、味ごとに種類が違う場合があります。

ちなみにソフトクリームはアイスの保存方法に違いがありますが、成分は普通のアイスと同じなので、商品ごとに先ほどの表に分類されます。

【アイスの栄養価】

「乳脂肪が一番多い「アイスクリーム」がカロリーが高い!」と思いがちですが、食品成分表で確かめてみると…

意外と「ラクトアイス」の方がカロリーや脂肪が高いようです!理由としては乳固形分が少ない分、舌触りやコクを補うために植物性脂質を多く使用しているからだと思われます。アイスに関しては濃厚=高カロリーではないようです…。ただ、メーカーやフレーバーによって差が出てくると思うので、よく食べるアイスを確認してみてください。

コレステロールに関しては乳脂肪が多い「アイスクリーム」が一番多そうです。

数字で見ると大した差はないように見えますが、暑くなってくるとアイスを毎日食べる人や一日に何個も食べる人がいるとおもうので、そうなると注意が必要かもしれません。

ちなみに血糖値に関わる炭水化物はどれもあまり変わらなさそうです。ご飯でいうと、茶碗半分くらいには相当しそうです。

以上、アイスについてまとめてみました。

週に1回など、たまーに食べるくらいなら自分が好きなアイスを食べても問題なさそうですが、毎日食べる人、一日に何個も食べる人は栄養成分について確認してみてもよいかもしれません。

 

カロリーや糖質が気になるけど、冷たいものを食べたい!というときは、カロリーコントロールアイス(薬局でよく売ってます)、果物を凍らせる、豆腐でアイスを作る(豆腐アイスで検索するとレシピがたくさん出てきます!)などがおすすめです。