骨粗鬆症について

カルシウムの摂取不足や老化、閉経(女性の場合)などによって、骨密度が減少して骨の構造が脆くなっていくことにより骨の強度が低下し、骨折しやすい状態になります。骨密度が若年健常人の80%未満の場合は骨量減少、70%未満の場合は骨粗鬆症とされます。

 

 

骨粗鬆症の場合、外傷など特に要因がなくても骨折が起こる場合があります。体重がかかることで背骨が潰れて圧迫骨折を起こし、背中が曲がったり身長が縮む場合があります。圧迫骨折によって痛みを自覚することもありますが、そうでない場合も多いです。

 

 

骨粗鬆症の診断、骨の状態を調べるため、骨密度測定を行います(当院においては踵の骨密度を超音波装置を用いて測定します)。骨折の有無を調べるために画像診断を行う場合もあります。

 

 

健常人では骨形成(骨が造られること)と骨吸収(骨が壊されること)がうまくバランスをとって骨の強度が保たれていますが、そのバランスが崩れていないかを調べるために尿や血液中のカルシウムやリン、骨代謝マーカー、ホルモンを測定する場合もあります。

 

日常生活においては、栄養バランスの良い食事や適度な運動・日光浴が効果的です。

 

薬物治療としてはカルシウムの吸収を助けるビタミンD製剤、骨吸収を抑える薬などの飲み薬が主体になります。骨形成を促進する注射薬、半年に1回注射でより強い骨吸収を抑える注射薬が使用されることがあります。