第17回 ~糖質のはなし③~

前回からの続きになるので、よろしければ①②からご覧ください。

こんにちは。血糖値と糖質の正しい知識を知っていくために、いろいろまとめています。今日は3回目として、オリゴ糖や糖アルコールの食品のポイントを書いていきます。

前回の記事で、オリゴ糖、糖アルコールは血糖値にほとんど影響がないしくみを書きました。それなら血糖値が気になるけど甘いものがどうしても食べたい…なんて時に活用したくなると思います。

ただ、これらにはいくつか注意ポイントがあります。上手に活用していくために是非知ってほしいです!

【オリゴ糖・糖アルコール以外の糖分が含まれている場合が多い】

「オリゴ糖を使ったチョコレート」などと記載されていても、実際にオリゴ糖100%でできているとは限らず、血糖値を上げる単糖・二糖などが入っている場合があります。理由としては①の記事で糖質の種類によって甘味の性質が変わると書きましたが、オリゴ糖や糖アルコールの中には甘味が少なかったり、癖のある甘味だったりします。食べやすい甘味に整えるために、単糖や二糖を使う場合があります。

 

【血糖値の影響は少なくても、カロリーはある】

栄養成分表示を確認すると、カロリーは普通のお菓子と同じくらいあることが多いです。また、糖質を減らす分、脂質が増えている場合もあります。オリゴ糖を使った商品や低糖質の商品だからといって食べすぎると、カロリーや脂質摂取過剰になり、体重増加・肥満傾向につながる可能性があります!

体重が増えることは、血糖値のコントロールの悪化につながります!!!

 

というわけで、結論「ほどほどに食べましょう」ということになります。

たくさん食べて良いというわけではなさそうですが、今まで食べていたお菓子を置き換えるのはおすすめです!

ちなみに目安としては、間食は1日100~200kcal以下が目安です

 

オリゴ糖や低糖質と書いてあるお菓子もよいですが、私のおすすめは果物です!

果物の甘味は単糖のブドウ糖・果糖、二糖の砂糖がほとんどを占めますが、その中の果糖は小腸での吸収が遅いので、急な血糖上昇を防ぎます。また、水溶性食物繊維を多く含み、こちらの栄養素も血糖値を上げるのを防いでくれます。ただ、こちらも「ほどほど」が大切です…果物に関する記事は以前書いたのでよかったら見てください。

 

以上、糖質について3回に分けてまとめてみました。食べ物や栄養に関しては、書いてあることをうのみにするのではなく、ご自身で調べて正しい知識を身に付けたうえで上手に選んでいきたいです。